皆さんこんにちは。エンラージ株式会社の上領貴文です。
日々の業務に追われながら、ふと「これもやらなければいけないな」と思い出すこと、皆さんにもありませんか?やるべきことは山ほどある。けれど、目の前の業務に追われて、いつの間にか「後回し」になってしまっている。そんな経験、私自身も何度もしてきました。
多くの人が「やるべきこと」を書き出し、優先順位をつけてタスクを管理しています。私もその一人です。しかしこの方法には一つ落とし穴があります。
それは「順位が低いけれど、やれば効果が期待できること」が、永遠に手がつけられないまま放置されてしまうという点です。売上にすぐ結びつくわけではない。でも、やっておけば会社の未来にとってプラスになるようなこと。こうしたタスクほど、見過ごされがちなのです。
例えば、次のようなことはどうでしょう?
- お客様アンケートの見直しと活用
- LINE公式アカウントの投稿スケジュール作成
- 過去のお客様への定期フォローメール
- Googleマイビジネスの写真更新
- ブログの投稿ルーティンの確立
- スタッフ向けマニュアルの作成
どれも「今すぐじゃなくてもいい」ことばかりです。でも、やれば確実に効果が見込めることばかりです。こうした“売上につながる可能性を持った後回し案件”を、どれだけ拾えるか。それが、これからの時代を生き残る中小企業の生命線だと私は思っています。
1日は24時間。だけど“見直せば”時間は生まれる
人間の1日は24時間。これは誰にも平等です。増やすことはできません。しかし、「見直す」ことによって、時間を“捻出”することはできます。
私も最近気づいたことがあります。
朝起きてスマホをなんとなく眺める15分。
昼休みにYouTubeを見ながらダラダラする20分。
夜にSNSをなんとなくスクロールする30分。
これらを合わせると1時間を超えます。この1時間が毎日あれば、1週間で7時間。つまり、1日の業務時間と同じくらいの“追加時間”が手に入るわけです。
また、自分ひとりで抱え込まず、スタッフや外注先と「役割分担」することで、さらに時間が生まれます。
任せられることを誰かに任せ、空いた時間で「後回し案件」に取り組む。これが、たった数年で企業が変わるきっかけになるかもしれません。
小さな「一歩」を書き出してみよう
私が前期から取り組んでいるのが、「行動計画リスト」の実践です。
単に「やりたいことを書く」だけではなく、「期限を決めて実行し、振り返る」ことを徹底しています。
やることリストはこんな形式にしています。
項目 | 期限 | 実施状況 | 効果・感想 |
ホームページのSEO改善 | 4月中 | 実施済み | アクセス数が10%増加 |
既存顧客への手紙送付 | 5月上旬 | 未実施 | 手紙内容を検討中 |
管理物件の写真撮影 | 毎月第1週 | 継続中 | Googleの表示回数アップ |
このように書き出しておくと、「何を」「いつまでに」「どんな結果があったか」を見える化できます。
そして、これを継続するうちに、自信と実績が積み上がっていきます。
変わるきっかけは、“行動”しかない
会社が変わる、事業が伸びる、新しいサービスが始まる。そのきっかけはいつだって「行動」です。
何もしなければ、現状維持どころか、ジワジワと右肩下がりになるのが現代のビジネス環境です。
「今のままでも大丈夫」と思っているうちに、時代の波は変わってしまいます。
古き良きものを大切にしながらも、新しいことに挑戦する姿勢を忘れてはなりません。
「今すぐしなくてもいいけれど、やれば効果があること」
こうした“後回し案件”に光を当て、小さなアクションを一つずつ積み重ねていく。
それが会社の維持、そして発展への鍵だと、私は強く感じています。
最後に
もし、皆さんの中で「やりたいけど後回しにしていたこと」があれば、ぜひこの機会に1つだけでもやってみてください。そして、できたら「やってみたこと」「気づいたこと」を一緒に話し合ってみませんか?
行動することでしか、何も変わりません。そして、変わるための第一歩は、意外にも「たった5分」でできることかもしれません。
今日のこのブログが、皆さまの行動を促すきっかけになれば嬉しく思います。
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