先日、外出先から戻ってきたところ、近所の方に声をかけられました。
「よかった!いらっしゃった!〇〇さんが鍵が壊れて困っているので、今から来てくれませんか?」
正直に言うと、鍵の仕事は今後、積極的には受けないと決めていました。
値引き交渉や理不尽な対応も多く、本業である不動産業に専念したいと考えていたからです。
しかし、近所の方が本当に困っている。
そう聞いて、見て見ぬふりはできませんでした。
「はい、すぐに行きます」
そう返事をして、壊れた錠前を確認し、新しいものに交換させていただきました。
作業が終わると、とても喜んでくださいました。
最近、私は自治会にも入りました。
SNSで広く発信することも大切かもしれません。
でも今は、顔の見える距離で、人と人とのつながりを大切にしたいと思っています。
そんな矢先に起きた今回の出来事。
私にとっては、とても大きな一歩でした。
やはり地域で商売をするということは、ただサービスを売ることではありません。
困ったときに思い出してもらえる存在になること。
「あの人に声をかけてみよう」と思ってもらえる関係を、日々少しずつ積み重ねること。
これこそが、地域密着の本当の意味なのだと思います。
そして今回、改めて感じました。
毎月発行している「えんらじ新聞」は、既存のお客様や取引先だけでなく、近所の方にも配る価値があるのではないかと。
物件情報だけでなく、私たちがどんな考えで仕事をしているのか。
どんな人間がこの地域で商売をしているのか。
それを知ってもらうだけでも、将来のご縁につながる可能性があります。
すぐに売上になるかどうかではありません。
でも、困ったときに思い出してもらえる。
誰かに紹介してもらえる。
地域の中で少しずつ信頼が積み上がっていく。
それは、ネット広告では簡単に作れない財産です。
これからは、遠くの誰かに向けた発信だけでなく、近くにいる方々との関係づくりも大切にしていきたいと思います。
地域の皆さまにとって、
「困ったときにちょっと声をかけられる不動産屋」
でありたい。
今回の鍵交換は、小さな仕事だったかもしれません。
でも、私にとっては、これからのエンラージ株式会社の進む方向を教えてくれた大きな出来事でした。


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