近年、ご家族がお亡くなりになったり、施設へ入所されたりして、ご実家が空き家になるケースが増えています。
また、ご実家が遠方にあり、「いつか整理すればいい」と考えたまま、長年そのままになっている方も少なくありません。
しかし、空き家を放置すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
建物は「人が住むことで長持ちする」
私は建物は、人が住んでいるからこそ長持ちするものだと考えています。
人が住まなくなると換気の機会が減り、湿気がたまりやすくなります。また、水道を使わなくなることで排水管の水がなくなり、害虫が発生する原因になることもあります。
さらに、ベランダに落ち葉がたまり排水口が詰まると、大雨の際に雨水があふれ、雨漏りにつながるケースもあります。
庭の草木を放置すると雑草や樹木が伸び、近隣の方へご迷惑をお掛けし、苦情につながることもあります。
空き家にするなら方向性を決めることが大切です
もし今後も所有し続けるのであれば、
- 賃貸として活用する
- 定期的に利用する
- 別荘のように維持管理する
など、建物を活かす方法を考えることをおすすめします。
一方で、その予定がないのであれば、一度資産価値を確認し、「売却する」「所有し続ける」の方向性を早めに決めておくことも大切です。
一番大切なのは「所有者の意思」です
親御様が所有されている場合は、
「この家をどうしたいのか」
というお気持ちを元気なうちに確認しておくことが重要です。
売却したいのか、お子様へ残したいのか、それとも賃貸として活用したいのか。
ご家族で話し合いにくい内容かもしれませんが、後になって困らないためにも、一度話し合う機会を持つことをおすすめします。
特に、認知症などにより判断能力が低下すると、不動産の売却や活用が難しくなる場合があります。
私が実際に見た大変だった相続
以前、お客様からご相談いただいた案件で、とても印象に残っているケースがあります。
土地の名義がすでに亡くなられた方のままになっており、そのまま何年も放置されていました。
本来であれば4人の相続人で手続きができたはずでしたが、年月が経ったことで相続人がさらに増え、お子様の世代まで相続が発生していました。
その結果、一人ひとりに連絡を取り、相続するのか、相続放棄をするのか、それぞれのお考えを確認しながら手続きを進める必要がありました。
弁護士などの専門家へ依頼することになれば、その分の費用も発生します。
このようなケースを見るたびに、「もっと早く動いていれば…」と感じます。
地元の不動産会社へ相談するという選択
空き家について相談する場合、大手不動産会社へ相談するのも一つの方法です。
ただ、私は地域の事情をよく知る地元の不動産会社へ相談することも大切だと考えています。
また、一社だけでは不安という場合には、セカンドオピニオンとして別の不動産会社へ相談してみることもおすすめです。
エンラージ株式会社でも、そのようなご相談を歓迎しております。
「売却するかどうか決めていない。」
「まずは今の価値だけ知りたい。」
そのような段階でも構いません。
地域密着だからこそ、一緒に最適な方法を考えさせていただきます。
たかにゃんからの一言
空き家は、「まだ大丈夫」と思っているうちに時間だけが過ぎてしまうことがあります。
売却することが目的ではありません。
ご本人やご家族が将来困らないために、早めに方向性を考えておくことが大切だと私は考えています。
「何から始めればいいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。

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